50代からの趣味でスポーツを始めるための完全ガイド

健康、美容
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50代になって、これからの趣味をどうしようかと考えたとき、真っ先に浮かびやすいのが「体を動かすこと」ですよね。健康診断の数値や疲れやすさが気になって、50代のスポーツと健康を両立させたい、無理なく続けられる運動を知りたい、という人はとても多いです。

一方で、若いころのように激しく動く自信はないし、運動経験が少ないと何から始めればいいのか分かりにくいものです。50代男性のスポーツの悩みとしてはお腹まわりやメタボ対策、50代女性のスポーツの悩みとしては更年期の不調や体型の変化が気になる、といった声をよく耳にします。

それに、「今さらスポーツを始めても遅いんじゃないか」「ジムに入会しても通わなくなりそうで怖い」と感じて、なかなか最初の一歩が踏み出せないこともありますよね。頑張りすぎて膝や腰を傷めてしまうんじゃないか、と不安になるのも自然なことだと思います。

そこでこの記事では、50代からの趣味としてのスポーツに興味があるあなたに向けて、ウォーキングを始めたい50代の方や、50代のヨガや50代の卓球に挑戦してみたい方にも役立つように、実際の体験談をイメージしながら、ケガをしにくい始め方のポイントを分かりやすくまとめていきます。

難しい専門用語はできるだけ使わず、「これなら自分にもできそうだな」と感じてもらえるレベルの内容にかみ砕いてお伝えしていきますので、運動が苦手な方も気楽な気持ちで読み進めてみてくださいね。

この記事4つのポイント

  • 50代からスポーツ趣味を始めるメリットと注意点
  • 50代男性と女性それぞれに合うスポーツの選び方
  • ウォーキングやヨガ、卓球など主要スポーツの始め方
  • 趣味としてのスポーツを長く続けるコツとモチベーションの保ち方
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50代からの趣味にスポーツを選ぶ理由

50代からの趣味にスポーツを選ぶ理由

50代から新しく趣味を持つなら、体も心も整えながら続けられるものを選びたいですよね。仕事や子育てがひと段落して「自分の時間」が少し増えてくるタイミングでもあるので、その時間をどう使うかで、60代・70代の過ごし方も大きく変わってきます。

その中でスポーツが有力な選択肢になるのは、ただカロリーを消費するためだけでなく、ストレス発散や睡眠の質アップ、同世代の友人づくりなど、いろいろな効果を一度に狙えるからです。「健康のために運動しなきゃ」という義務感ではなく、「楽しいから続けるうちに、結果的に健康にも良かった」という状態を目指せるのが、趣味としてのスポーツの良いところかなと思います。

50代でスポーツを趣味にする主なメリット

  • 生活習慣病や筋力低下の予防につながる
  • ストレス解消や睡眠の質の向上が期待できる
  • 同世代の仲間と出会うきっかけになる
  • 仕事や家事以外の「自分の時間」を確保しやすくなる

とはいえ、メリットだけを並べてもなかなか行動には移しづらいですよね。このあと、健康維持・ダイエット・種目選びなど、もう少し具体的な視点から「なぜ今スポーツなのか」を掘り下げていきます。

50代のスポーツと健康維持

「健康のために何か始めないと」と感じやすいのが50代です。筋力や持久力は少しずつ落ちていきますが、ここで習慣的に体を動かすかどうかで、60代以降の体の軽さや行動範囲が本当に変わってきます。階段をサッと上がれるか、旅行先でたくさん歩けるか、自分の足でどこまで動けるかは、今の積み重ね次第なんですよね。

一般的には、週に合計で150分程度の無理のない有酸素運動を続けると良いと言われていますが、これはあくまで一つの目安です。大切なのは「昨日より少し多く動く」「しんどすぎないペースで続ける」ことで、数字を守ることがゴールではありません。まずは週に2〜3回、20〜30分歩くところからでも十分スタートになります。

国内でも、厚生労働省がまとめた健康づくりのための身体活動基準では、中強度の身体活動を週150分程度行うことが一つの目安として示されています(出典:厚生労働省「健康づくりのための身体活動基準2013」)。もちろん、すべての人に当てはまる「正解の数字」ではありませんが、運動の量をイメージするときの参考にはなります。

ウォーキングや水泳、軽いサイクリングなどの有酸素運動に、簡単な筋トレやストレッチを組み合わせると、心肺機能と筋力の両方をバランスよく維持しやすくなります。特に太ももやおしり周りの筋肉を意識して動かすと、階段や坂道がぐっと楽になりますよ。日常生活の「ちょっとした疲れ」が軽くなってくると、気持ちにも余裕が生まれてきます。

強度別に見る運動のイメージ

「中強度の運動ってどのくらい?」とイメージしづらいですよね。ざっくりとした目安ですが、次のように考えると分かりやすいです。

運動の強度体感の目安代表的な例
低強度楽に会話できるゆっくり散歩、家事全般
中強度やや息が弾むが会話はできる早歩き、軽いサイクリング、水中ウォーキング
高強度息が上がり会話が少し難しいジョギング、テニスの試合、インターバルトレーニング

あくまで一般的なイメージなので、実際にはあなたの体力や持病の有無によって感じ方が変わります。「同じ年齢の誰か」と比べるのではなく、自分の体がどう感じているかを基準に調整していくのがポイントです。

血圧・血糖値・関節へのやさしい向き合い方

50代になると、高血圧や血糖値、ひざや腰の痛みが気になりやすくなります。だからこそ、いきなり激しいランニングや長時間の筋トレに挑戦するのではなく、「会話ができるくらいの軽い息切れ」を目安に、体調を見ながら運動量を増やしていくのがおすすめです。

血圧が高めの人や心臓に不安がある人は、息を止めて力むような動き(いきんで持ち上げる重い筋トレなど)は避けた方が安心です。ゆっくり呼吸をしながら行えるストレッチや軽い筋トレ、ウォーキングから始めて、体が慣れてきたら少しずつ負荷を上げていきましょう。

血糖値が気になる人は、食後すぐの激しい運動よりも、食後30分〜1時間ほど経ってから軽く体を動かす方が安全なケースもあります。持病や服薬の内容によってベストなタイミングは変わるので、かかりつけ医に一度聞いておくと安心感が違いますよ。

健康面で気になることがある場合は

高血圧や心臓病、糖尿病、関節の持病などがある場合、急に運動量を増やすのは危険です。運動を始める前に、かかりつけ医に相談し、どの程度の強さや時間なら問題ないかを確認しておきましょう。ここでお伝えしている内容はあくまで一般的な目安なので、正確な情報は公式サイトや公的機関の資料も確認しつつ、最終的な判断は専門家にご相談ください。

無理なく続けるためのチェックポイント

運動後に「心地よい疲れ」ではなく、「ぐったりして動けない」「翌日も強い痛みが続く」といった状態になっている場合は、負荷が高すぎるサインかもしれません。そんなときは、時間を短くしたり、強度を落としたりして調整しましょう。

目安としては、

  • 運動中に会話ができる余裕があるか
  • 翌日まで強い筋肉痛や関節痛が残っていないか
  • 運動後にぐっすり眠れているか

といったポイントを振り返ってみてください。少しずつ体が慣れてくると、このチェック項目も変わっていきます。「昔の自分」と比較するのではなく、「今の自分」に合った健康維持のペースを見つけていきましょう。

50代の運動不足解消とダイエット

50代になると、「以前と同じくらい食べているだけなのに体重が増えてきた」「階段を上がると息切れがする」といった変化を感じやすくなります。これは基礎代謝や筋肉量が少しずつ落ちているサインでもあります。若いころと同じ感覚で暮らしていると、知らないうちに「ちょっとずつ太る」「ちょっとずつ体力が落ちる」が積み重なってしまうんですよね。

とはいえ、急な食事制限やハードすぎるトレーニングは、体にも心にも負担が大きく、続きません。運動不足解消とダイエットを同時に目指すなら、「食事を少し整える」「軽い運動を生活に混ぜる」くらいのバランスがちょうどいいと感じています。完璧を目指すのではなく、「できた日が増えていけばOK」くらいの気持ちでいた方が長続きします。

食事と運動のバランスの考え方

ダイエットというと、真っ先に「食事を減らさなきゃ」と考えがちですが、50代以降は、ただ食事量を減らすだけだと筋肉まで落ちてしまうリスクがあります。筋肉が落ちるとさらに基礎代謝が下がり、結果的に痩せにくい体になってしまうことも。ここがちょっと怖いところです。

理想としては、

  • 主食(ごはん・パン・麺類)は「大盛り」をやめて適量にする
  • 主菜(肉・魚・卵・大豆製品)はしっかり食べてタンパク質を確保する
  • 間食や甘い飲み物を「毎日」から「たまに」に減らす

といった「ちょっとした調整」をしつつ、ウォーキングや筋トレなどの運動で消費エネルギーを増やしていくイメージです。細かいカロリー計算が苦手な人は、「野菜とタンパク質を先に食べる」「夜遅くの炭水化物を控える」といった、シンプルなルールから取り入れてみるのもありですよ。

無理のない一週間の運動イメージ

「結局、どのくらい動けばいいの?」というイメージをつかみやすくするために、あくまで一例ですが、運動不足解消とダイエットを意識した一週間のイメージを表にしてみます。

曜日運動内容(例)ポイント
仕事帰りに早歩き20分エレベーターより階段を選ぶ
軽めのストレッチ10分テレビを見ながらでもOK
ウォーキング30分少し息が弾むペースを意識
自宅で筋トレ15分スクワットやかかとの上げ下げなど
ストレッチ10分1週間の疲れをリセット
ウォーキング40分景色の良いコースを選んで気分転換
休息または気が向いたときに散歩「完全に休む日」があっても大丈夫

これはあくまで一般的な目安であり、すべての人に最適というわけではありません。体調や予定に合わせて「今日は5分だけ」「明日は少し多めに」など、柔軟に調整してOKです。大事なのは、「ゼロの日を減らす」ことと、「完璧主義になりすぎないこと」です。

ダイエット目的で運動するときの豆知識

体重や体脂肪率の数字だけを追いかけるより、「階段で息切れしなくなった」「肩こりが楽になった」など、日常の変化にも目を向けると続けやすくなります。数値や効果の出方には個人差が大きく、ここで紹介している内容はあくまで一般的な目安です。気になる持病がある場合や急激な減量を考えている場合は、必ず医師や専門家に相談しながら進めてくださいね。

50代男性向けスポーツの選び方

50代男性の相談で多いのは、「お腹まわりをなんとかしたい」「仕事のストレスをうまく発散したい」という声です。同時に、若いころのようにフルスイングしたり全力ダッシュしたりすると、ひざや腰を痛めそうで怖い、という本音もよく聞きます。ここ、かなりリアルな悩みですよね。

おすすめなのは、強度を調整しやすく、長く続けやすいスポーツをベースに選ぶことです。見た目がハードそうに見えても、負荷を自分でコントロールできる種目なら、50代からでも十分楽しめます。逆に、瞬発力やジャンプを多用する競技は、昔の感覚で頑張りすぎるとケガのリスクが上がりやすいので注意が必要です。

メタボ対策に向くスポーツの考え方

お腹まわりが気になる場合は、脂肪燃焼に向いた有酸素運動と、筋肉量を維持・増加させる筋トレを組み合わせるのが王道です。例えば、

  • 平日はウォーキングや一駅ウォーク+自宅でスクワットや腕立てを少し
  • 休日はゴルフやサイクリングなど、楽しみながら長く動ける種目

といった組み合わせです。ゴルフもカートを使わずに歩いたり、打ちっぱなしで体をしっかり動かしたりすれば、立派な運動になります。フォームづくりにこだわるだけでも、意外と体幹や下半身の筋肉を使うんですよ。

ライフスタイル別・種目のヒント

仕事のスタイルによっても、向いているスポーツは変わってきます。

  • デスクワーク中心で座りっぱなしの人:
    ウォーキング、ジムでのトレッドミル、軽い筋トレ、ストレッチ
  • 外回りが多く歩く機会が多い人:
    自宅での筋トレ、ストレッチ、週末の水泳やテニス
  • 出張が多い人:
    ホテル周辺のウォーキング、部屋でできる自重トレ(腕立て・プランクなど)

大切なのは、「これなら仕事の合間や帰宅後に無理なくできそうだな」と思えるかどうかです。カッコいいスポーツより、“続くスポーツ”を選ぶほうが、長い目でみると圧倒的に得ですよ。

50代女性に人気のスポーツ趣味

50代女性の場合、「体型を整えたい」「更年期の不調を少しでも軽くしたい」「自分だけの時間がほしい」といった理由からスポーツを始める方が多い印象です。家事や介護、仕事などで自分のことは後回しにしてきた分、「そろそろ自分の体と向き合いたい」と感じるタイミングなのかもしれません。

人気が高いのは、ウォーキングやヨガ、水中ウォーキング、ダンス、ピラティスなどです。体重の数字よりも「終わったあとに体と心が軽くなっているか」を大事にすると、結果的に続きやすくなります。鏡を見るたびに一喜一憂するより、「あ、今日は肩こりが少ないかも」「気分がスッキリしてるかも」といった変化に目を向けてあげてください。

更年期世代にやさしい種目

ホットフラッシュや気分の落ち込み、眠りの浅さなど、更年期の症状がつらいときは、激しい運動よりも呼吸を整えながら行える種目が向いていることが多いです。例えば、

  • ゆったりとしたヨガ:呼吸と連動した動きで自律神経を整えやすい
  • 太極拳:ゆっくりとした重心移動でバランス感覚と下半身の安定に◎
  • 水中ウォーキング:体にかかる負荷を抑えつつ、全身をバランスよく動かせる

これらは、体があまり強くない人でも始めやすいのが魅力です。「今日はしんどいな」という日は、クラスをお休みしたり、自宅で軽いストレッチだけにしたりと、自分ペースで調整しやすいのもポイントですね。

仲間づくりも楽しみたい人へ

スポーツを始める目的が「運動不足解消」と同じくらい「人とのつながりづくり」にある方も多いです。そんなときは、

  • 同年代が多いヨガ・ダンス・エアロビクスのクラス
  • 地域の健康体操サークルや市民講座
  • 初心者歓迎のウォーキングイベントやノルディックウォーキング

などをチェックしてみると良いですよ。最初は「少し勇気がいるな」と感じるかもしれませんが、同じように「初めて」でドキドキしている人がほとんどです。1回参加してみると、案外すぐに打ち解けられることが多いです。

初心者向けスポーツの始め方と費用

「スポーツを始めたいけれど、道具や費用が心配で一歩踏み出せない」という声もよく聞きます。実は、50代からのスポーツは、工夫次第でかなり手軽にスタートできます。ここでは、代表的なスポーツの始め方と、おおよその費用感をまとめておきます。

細かい金額は地域や施設によって大きく変わるので、ここで紹介するのはあくまで「ざっくりイメージ」です。正確な料金は、必ず各施設の公式サイトや窓口で確認してくださいね。

ウォーキング・サイクリングの始め方

ウォーキングは、歩きやすいスニーカーと動きやすい服装さえあれば始められます。まずは10分程度の短い距離からスタートし、慣れてきたら少しずつ時間や歩数を増やしていきましょう。背筋を伸ばし、腕を自然に振るだけでも消費エネルギーが変わります。

サイクリングは、自宅の自転車でも十分です。交通量の少ない道やサイクリングロードから始めて、慣れてきたら景色の良いコースに挑戦してみると楽しさがぐっと広がります。ヘルメットやライトなどの安全グッズは、万が一のときに自分を守ってくれる大事なアイテムです。特に夜間や早朝に走る場合は、反射材やライトは必須だと考えておいた方がいいですよ。

水泳・ヨガ・卓球などの屋内スポーツ

水泳や水中ウォーキングは、関節への負担が少なく、50代からでも安心して始めやすいスポーツです。必要なのは水着とスイムキャップ、ゴーグル程度で、あとは近くの市民プールやスポーツクラブを利用するだけです。回数券を上手に使えば、意外とリーズナブルに続けられます。

ヨガはマットと動きやすいウェアがあれば自宅でもできますが、最初はスタジオレッスンで基本の姿勢や呼吸法を教わると安心です。オンラインレッスンも選択肢に入れておくと、移動時間なしで続けやすくなります。卓球はラケットとシューズがあれば、地域のサークルや公共体育館の卓球開放デーなどで気軽に楽しめます。雨の日でもできるのが嬉しいポイントですね。

費用のざっくり目安一覧

あくまで目安ですが、代表的なスポーツの初期費用と月々のイメージをまとめると、次のような感じです。

種目初期費用の目安月々の費用イメージコメント
ウォーキングシューズ1足(数千〜1万円台)ほぼゼロ最も始めやすく続けやすい
サイクリング自転車+ヘルメットなどメンテナンス費程度趣味性が高くハマる人多数
水泳水着・ゴーグルなど市民プール利用料や月会費関節にやさしく全身運動
ヨガマット・ウェアスタジオ月会費や都度払い心身のリラックス効果も
卓球ラケット・シューズサークル会費や施設利用料仲間づくりにも向く

公営施設やスポーツ保険もチェック

市区町村が運営するスポーツセンターや体育館は、民間ジムよりリーズナブルな料金設定になっていることが多く、50代以上向けの教室が用意されているケースもあります。また、怪我に備えてスポーツ保険に加入しておくと、万が一のときにも少し安心です。保障内容の詳細や保険料は商品ごとに異なるため、加入前に必ずパンフレットや公式サイトで確認しましょう。

50代からの趣味としてスポーツを続けるコツ

50代からの趣味としてスポーツを続けるコツ

スポーツは「始めること」よりも「続けること」の方が難しいですよね。この章では、50代からスポーツを趣味にしたあと、三日坊主で終わらせないためのポイントを、種目別のコツと一緒にお伝えします。頑張りすぎず、でもちゃんと習慣になるちょうど良いラインを探していきましょう。

50代のウォーキング習慣のコツ

ウォーキングは、50代からのスポーツ趣味の中でも特に始めやすく、続けやすい定番です。ただ歩くだけに見えますが、習慣化のコツを押さえておくと効果がまったく違ってきます。反対に、コツを知らないと「ただなんとなく歩いているだけ」で終わってしまうこともあるんですよね。

おすすめなのは、「時間」よりも「タイミング」を決めることです。例えば、「朝食前に15分だけ家の周りを歩く」「帰宅後に一駅分ぶん歩いてから家に帰る」といったように、生活の流れの中にウォーキングを組み込むと習慣になりやすいです。「仕事が早く終わったら歩く」だと、忙しい日が続いた瞬間にストップしがちなので、できるだけ毎日のルーティンにくっつけてしまいましょう。

フォームとシューズ選びのポイント

ウォーキングはフォームとシューズ選びが大事です。背筋を伸ばして軽くおなかに力を入れ、視線は少し遠くを見るようにします。足は「かかとから着地してつま先で蹴り出す」イメージで歩くと、自然と歩幅が広がり、運動効果が上がりやすくなります。

シューズは、

  • かかと部分のクッション性があるか
  • つま先に少し余裕があるか
  • 靴ひもをしめたときに足が前にすべらないか

といった点をチェックしてみてください。スポーツ用品店で店員さんに相談しながら選ぶのもおすすめです。足に合わない靴で歩き続けると、膝や腰を痛める原因にもなりやすいので、ここは少しこだわっていいところですよ。

モチベーションを保つ小さな工夫

習慣を続けるうえで意外と効いてくるのが、「見える化」と「ごほうび」です。歩数計やスマホアプリで歩いた距離や歩数を記録しておくと、「先週より増えてる」「今日はたくさん歩いたな」と変化が分かりやすくなります。

また、「1週間続けられたらお気に入りのカフェでお茶をする」「1ヶ月続けられたら新しいウェアを買う」など、小さなごほうびを設定しておくのもおすすめです。ウォーキング自体を楽しむ工夫を入れると、自然と長く続けられるようになりますよ。

ヨガや太極拳で体力づくり

「激しい運動はちょっと怖い」「リラックスしながら体を整えたい」という人には、ヨガや太極拳がぴったりです。どちらも呼吸とゆっくりした動きを組み合わせるので、体力づくりと同時に心の落ち着きも得やすくなります。忙しい毎日の中で、「自分のためだけに静かに向き合う時間」を作れるのも大きな魅力です。

ヨガは、ポーズを完璧に取ることが目的ではありません。今の自分の体にとって気持ち良い伸びや動きができているかを大事にしてあげてください。太極拳も、ゆったりした動きの中で重心移動やバランス感覚を鍛えられるので、転倒予防や姿勢改善にもつながります。

クラス選びと安全に続けるコツ

ヨガや太極拳のクラスを選ぶときは、

  • 「初心者向け」「シニア向け」と明記されているか
  • インストラクターが体の状態をしっかり見てくれるか
  • 無理をしない雰囲気があるか

といったポイントをチェックすると安心です。体験レッスンが用意されている場合は、いきなり入会する前に一度雰囲気を見てみるといいですよ。

自宅で動画を見ながら行う場合も、周囲に物を置かない、滑りにくい床やマットを使うなど、安全面への配慮を忘れないようにしましょう。持病がある場合は、特定のポーズが負担にならないか、事前に医師に相談しておくと安心です。

卓球やテニスで仲間づくり

趣味としてスポーツを続けるうえで大きなモチベーションになるのが、「一緒に楽しめる仲間」の存在です。卓球やテニスは、ラケットさえあれば年齢を問わず楽しめるスポーツで、地域のサークルやスクールも多く、50代からでも仲間づくりをしやすい種目です。

卓球は室内で楽しめるので天候に左右されにくく、ラリーを続けるだけでも適度な運動量になります。テニスは少し走る動きが増えますが、ダブルスを選べば一人あたりの運動量を調整しやすく、会話もしやすいので自然と打ち解けやすいですよ。

サークルやスクールの探し方

卓球やテニスを始めるときは、

  • 市区町村の広報誌やホームページでサークル情報をチェック
  • スポーツセンターやテニスクラブの掲示板を確認
  • 「初心者歓迎」「経験不問」と書かれている団体を優先

といった方法で、自分に合いそうな場所を探してみましょう。見学や体験参加ができるところなら、雰囲気を見てから決められるので安心です。

最初から上手に打てなくても問題ありません。「ミスしても笑い合える雰囲気のサークル」を選ぶことが、50代からの仲間づくりにはとても大切です。うまく当たらない日があっても、「まあそんな日もあるよね」と笑ってくれる仲間がいるだけで、続けるハードルがぐっと下がります。

体験談から学ぶ50代のスポーツ

ここからは、私がこれまで見てきた50代の方々のスポーツ体験をイメージしながら、「こうすると続きやすい」と感じたポイントをまとめておきます。あなた自身のスポーツ体験談をつくるためのヒントとして読んでみてください。

例えば、長年デスクワーク中心だった方が、健康診断をきっかけにウォーキングを始めたケースでは、最初から「毎日1時間歩く」と決めず、「平日は20分、休日は気分が乗ったら少し多めに」というゆるいルールにしたことで、1年後には自然と体重も体力も変わっていました。「歩かない日があっても、自分を責めない」と決めていたのも、続いた理由の一つです。

別の例では、50代前半で更年期の不調に悩んでいた女性が、ヨガと軽い筋トレを組み合わせたところ、「寝つきが良くなった」「イライラする日が減ってきた」と感じるようになったという声もありました。もちろん個人差はありますが、「無理をしない範囲で、少しだけ体を動かす日を増やす」というシンプルな習慣が、心身の変化につながりやすいと実感しています。

うまくいかなかった体験談も参考になります。「張り切ってジムに入会したものの、仕事が忙しくてほとんど通えなかった」というケースでは、いきなり高い目標を設定したことが原因でした。この方は、のちに「自宅でできる筋トレ+週末だけジム」というスタイルに変えてから続くようになりました。

どの体験談にも共通しているのは、

  • 完璧を目指さず、「できる範囲」で続けている
  • 途中でやめてしまっても、またゆるく再開している
  • 誰かと比べず、「昨日の自分」と比べている

という点です。失敗を「やっぱり自分はダメだ」と捉えるのではなく、「自分のペースや合うやり方が分かった」と受け止めると、次の一歩が踏み出しやすくなりますよ。

50代からの趣味としてスポーツを楽しむまとめ

ここまで、50代からの趣味としてスポーツを始めるメリットや、具体的な種目の選び方、続けるためのコツをお伝えしてきました。どのスポーツが一番良いかよりも、あなたが「これなら続けられそう」と思えるものを見つけて、小さく試してみることが一番大切です。

体を動かす趣味は、健康維持だけでなく、生活リズムやメンタルの安定、人とのつながりにも良い影響を与えてくれます。最初は週に1回からでも十分です。そこから少しずつ頻度や時間を増やしていくうちに、「運動する自分」が当たり前になっていきます。

もし「スポーツ以外の新しい挑戦も気になる」という場合は、パソコンを使った学びにチャレンジするのも良い選択肢です。例えば、同じく50代からの新しい一歩として、50代からCADを始める方法を解説した記事も参考になります。頭と体の両方をバランスよく使うことで、日々の充実度もぐっと変わってきますよ。

また、一人暮らしや老後のお金のことなど、将来への不安が強いときは、運動習慣とあわせてライフプランも整理しておくと安心感が増します。おひとりさまの終活の基本を知っておきたい方は、終活とおひとりさまの不安と対策をまとめた記事も役立つはずです。

この記事で紹介した内容や目安は、あくまで一般的な情報です。持病や怪我がある場合、あるいは運動に不安がある場合は、正確な情報を公式サイトや公的機関の資料で確認しながら、最終的な判断は必ず医師や専門家に相談したうえで進めてください。無理のないペースで、50代からの趣味としてスポーツを長く楽しんでいきましょう。

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