Zoomの会議やオンライン授業中に、「ちょっとトイレに行きたい」「別の打ち合わせがあるから先に抜けたい」と思ったこと、一度はありますよね。けれど、いざ抜けようとすると周りの目が気になって、そのまま我慢してしまう人も多いと思います。
特に、Zoomの途中退室をするときに「このZoom退出マナーって本当に合っているのかな」「退出した瞬間にZoomの退出がバレる仕組みになっていたらイヤだな」「休憩時間に出しておくZoomの休憩中画面ってどうするのが正解なんだろう」「Zoomで離席する合図はチャットだけで大丈夫かな」と、細かいところが気になってしまうこともあるはずです。
さらに、チームによっては「途中退出は基本NG」「カメラオフは控えてほしい」など独自ルールがあったりして、ますます判断が難しく感じることもありますよね。オンラインならではの気まずさや、画面越しだからこその距離感の取り方は、リアル会議とはまた別のスキルが求められます。
この記事では、そんなモヤモヤを解消するために、Zoomの休憩と退出に関する基本マナーから、途中退室のタイミング、Zoom再入室や待機室ルール、うまく退出できないときのトラブル対処までを、できるだけわかりやすく整理していきます。読み終わる頃には、「この場面ならこう振る舞えばいいな」と、自信を持ってZoomの休憩や退出を、スムーズに実行できるようになるはずです。
この記事4つのポイント
Zoomの休憩と退出マナー基本

まずは、Zoomで休憩したり途中退室したりするときの「大原則」から整理していきます。ここが押さえられていれば、多少イレギュラーな場面でも大きくマナー違反になることはほとんどありません。あなたが参加者側のときも、ホスト側のときも意識しておきたい共通ルールです。
ポイントは、「自分の事情」と「場の流れ」のバランスを取ることです。体調や次の予定など、自分の都合ももちろん大事ですが、一方で会議の目的や他の参加者との関係性も無視できません。その中で、どこまでが許容されるラインかを感覚ではなく言語化しておくと、Zoomの休憩や退出に迷いにくくなりますよ。
Zoom退出マナーと許される場面
Zoomミーティングは、リアル会議よりも出入りがしやすいぶん、どこまでがOKで、どこからがマナー違反なのかが分かりづらいですよね。私自身もオンライン研修や会議を運営していて、「この場面なら退出してもらって大丈夫」「ここで抜けられると正直つらい」というラインを何度も考えてきました。
基本的な考え方は、「会議の目的と、自分の役割」で判断することです。同じZoom退出でも、ただの視聴者なのか、発表者なのか、司会に近い役割なのかで印象は大きく変わります。また、社内会議か社外向けか、カジュアルな雑談会かフォーマルなプレゼンかによっても、許容される行動は変わってきます。
退出が許されやすい場面の考え方
「この状況なら、途中退出してもそこまで失礼ではないかな」という場面を、少し整理してみます。あくまで目安ですが、あなたの判断の助けになると思います。
比較的、退出が許されやすい場面
こうした場面では、「退出自体」よりも「退出の仕方」が印象を左右します。きちんと一言断りを入れてから抜ける、タイミングを選ぶ、といった基本さえ押さえていれば、必要以上に恐縮しなくても大丈夫ですよ。
退出を控えたい場面の背景
反対に、「ここで抜けるとさすがにマズい…」という場面もあります。これは単に感覚の問題ではなく、会議の目的そのものに関わるケースが多いです。
できれば退出を控えたい場面
ここで大事なのは、「一度も退出してはいけない」という意味ではないことです。どうしても体調が悪い、家族の緊急対応が必要、といったケースでは、どんなに重要な会議でも抜けざるを得ないことはあります。その場合でも、自分から事情を簡潔に伝えるか、後からフォローの連絡を入れるかのどちらかは必ず押さえておきたいところです。
| 場面のタイプ | 退出の目安 | おすすめのひと言 |
|---|---|---|
| 社内の大人数セミナー | 区切りのタイミングならOK | 「次の予定のため、このあたりで失礼します。」 |
| 少人数の打ち合わせ | 自分の役割が落ち着いてから | 「私の担当部分は以上なので、別件のためここで退出します。」 |
| 評価面談・人事面談 | 緊急時のみ、原則最後まで | 「体調が優れず、申し訳ありませんが日程を改めさせていただけますか。」 |
とはいえ、どうしても抜けざるを得ない場面は誰にでもあります。そのときに大事なのが、「黙ってフェードアウトしない」ことです。チャットや音声で一言「席を外します」「先の予定のためここで失礼します」と伝えてから退出すれば、よほど特殊な場面でない限り、マナーとしては十分と言っていいかなと思います。
Zoom途中退室のベストタイミング
Zoomの途中退室で一番気まずさが出るのは、「タイミングが悪いとき」です。話の腰を折ってしまったり、「今抜けるの?」と思われる瞬間に退室してしまうと、どうしても印象が下がってしまいます。ここ、かなり気になりますよね。
ベストなのは、「区切り」を狙うことです。発言やスライドの区切れ目、質疑応答がひと段落した瞬間など、「ここで一息ついたな」と感じるポイントを探しておきます。事前に「何分くらいまでいられそうか」を自分の中で決めておいて、その時間帯に来る区切りをイメージしておくと、焦らず抜けやすくなります。
もうひとつ重要なのが、「途中退室することを先に宣言しておく」ことです。最初に一言伝えておけば、退出そのものへの心理的ハードルがかなり下がります。ホスト側も「〇時頃に抜ける人がいる」という前提で進行を組めるので、双方にとってメリットが大きいですよ。
少人数の会議の場合
少人数の打ち合わせや1対1のオンライン面談では、あなた一人の退出が全体に与えるインパクトが大きくなりがちです。そのぶん、タイミングと伝え方には少し気を配りたいところです。
- 自分の発言が終わり、話題が次のテーマに切り替わるタイミング
- 議題の節目(例:アジェンダ1→2に切り替わるとき)
- 一度、司会者がまとめ発言をしているとき
- 「ほかにご意見ありますか?」と場が一瞬静かになったタイミング
たとえば、「この議題については以上です。ちなみに、11時から別の打ち合わせがあるので、この後の議題は議事録で確認させてください。」といった形で、自分の発言の延長線上で退出の話をしてしまうと自然です。「ここで話が一区切りついた感」を演出するイメージですね。
大人数・ウェビナーの場合
大人数のオンラインセミナーや勉強会では、あなた一人が抜けても場全体への影響はそこまで大きくありません。そのかわり、「講師の話を遮らない」「質疑応答の流れを不自然に切らない」といった、進行面での配慮がポイントになります。
- セッションとセッションの間に挟まれる小休憩のタイミング
- 講師が「ここまでで質問はありますか?」と言って一呼吸おいたあと
- 質疑応答コーナーの途中でも、自分が質問する予定がなければ、手短にチャットで断ってから退出
- アンケート回答の時間になったタイミング(退出前に可能なら回答してからがベター)
ウェビナー形式の場合は、そもそも主催者側も「途中退出する人は一定数いる」と想定しています。なので、「勝手に抜けたら怒られるかも」と過度に心配しすぎなくて大丈夫です。そのうえで、もし主催者に丁寧さを出したいなら、「この後予定があるため、ここまでで退出させていただきます。本日はありがとうございました。」とチャットにひと言残してから抜けると印象が良いですよ。
途中退室するときは、「最初に一言+退出のタイミング」のセットで考えるといいですよ。「11時から別の会議があるので、その前に退出します」と冒頭で共有しておき、実際に抜けるときは話題の切れ目で「ではここで失礼します」とチャットか音声で伝える、というイメージです。これだけで、周りの受け取り方はかなり変わります。
Zoom休憩中画面とビデオ設定
Zoomミーティングの途中に設けられる正式な休憩時間では、「接続は維持しつつ、カメラとマイクをオフにする」のが基本マナーです。完全に退出してしまうと、再入室時に待機室で止まってしまったり、ホスト側の管理がややこしくなったりすることもあります。
特に、長時間の研修やオンラインイベントでは、参加者の集中力をキープするためにも定期的な休憩がとても大事です。あなた自身の集中力を整える意味でも、「きちんと休憩する」ことを前提に、カメラやマイクの設定を整える感覚を持っておくといいですよ。
休憩中の基本セット
さらに、休憩が長めに取られているときは、「休憩中であることが一目で分かる画面」を用意しておくと親切です。たとえばホスト側で、次のような休憩中画面を共有するイメージです。
- 「ただいま休憩中です 〇時〇分に再開します」と書かれた1枚スライド
- 「BREAK TIME」「5min break」などのシンプルな画像を表示する
- バーチャル背景に「休憩中」の文字を入れておく
| 会議の長さ | 休憩回数の目安 | 1回あたりの休憩時間 |
|---|---|---|
| 30〜60分 | なし〜1回 | 5分程度 |
| 90〜120分 | 1〜2回 | 5〜10分程度 |
| 半日以上の研修 | 2〜3回+お昼休憩 | 10〜15分程度 |
※あくまで一般的な目安です。参加者の年齢層や内容の負荷に合わせて柔軟に調整してください。
参加者側も、名前の横に「休憩中」「離席中」と追記しておくと、途中から入ってきた人にも状況が伝わりやすくなります。ホストであれば、休憩前に「休憩中は退出せず、カメラオフとミュートでお願いします」と一言添えておくと安心感がぐっと増えますよ。
なお、カフェなどの公共スペースからZoomに参加するときは、画面ののぞき見や会話の聞き取りによる情報漏えいにも要注意です。公的機関でも、テレワーク時のウェブ会議では周囲に配慮した環境づくりや画面の覗き見防止が推奨されています(出典:独立行政法人情報処理推進機構「テレワークを行う際のセキュリティ上の注意事項」)。Zoomの休憩中画面やビデオ設定は、マナーだけでなく情報セキュリティの面から見ても大切なポイントです。
Zoom離席合図とチャットで一言
Zoomで離席するとき、一番印象を左右するのは「一言あるかどうか」です。同じトイレ休憩でも、黙って画面から消えるのと、「少し席を外します」とチャットで残してから抜けるのとでは、周りの受け取り方がまったく違います。あなた自身も、「あれ、この人どこ行ったんだろう?」と思った経験があるはずです。
基本の考え方はシンプルで、「数行のチャットで、理由と戻る目安をざっくり伝える」ことです。全員宛に書くか、ホスト宛に個別チャットで送るかは、その会議の雰囲気や規模によって使い分ければOKです。社外の人が多い場やフォーマルな会議では全員宛に、社内で気心が知れている会議ではホストにだけ伝える、などですね。
全体チャットか個別チャットか
どちらを使うか悩みやすいポイントなので、ざっくり整理しておきます。
全員宛チャットが向いているケース
- あなたがキーパーソンで、誰が見ても「あ、抜けたんだな」と分かっていた方がいいとき
- 会議の参加者同士がほぼ同じ立場で、フラットな関係性のとき
- 勉強会やセミナーで、主催者だけでなく周りの参加者にも礼儀を示したいとき
ホストへの個別チャットが向いているケース
- 参加者が多く、全体チャットが流れやすいとき
- 体調や家庭の事情など、あまり詳しく共有したくない理由のとき
- 社外の人が多く、「事情を詳しく説明するのはちょっと…」という場面のとき
そのまま使えるチャット例をもう少し
具体的な文例をストックしておくと、「何て書こう…」と悩む時間を減らせます。自分なりにアレンジしつつ、使いやすいものを2〜3パターン決めておくと楽ですよ。
そのまま使えるチャット例
常時接続で作業するチームなどでは、「離席時はカメラオフ+手を挙げるボタンをオンにする」といったルールを決めているところもあります。こうしたルールが共有されていると、誰が離席中なのか一目で分かるので、声をかける側も楽になりますね。
一点だけ気をつけたいのは、チャットの内容はログとして残ることが多いという点です。あまりに砕けた表現や、他の人のスケジュールが分かってしまうような書き方は控えめにした方が安全です。「別の会議」「私用の予定」「家庭の事情」くらいのボカし方でも、十分に事情は伝わりますよ。
Zoom退出バレるとチャイムの仕組み
「Zoomから退出したら、相手にバレるのかな?」という不安も、よく耳にします。ここは仕組みを知っておくと、むやみに怖がらなくて済みますし、逆に「完全にバレないから大丈夫でしょ」と油断し過ぎることも防げます。
まず、通常の会議では、あなたが退出した瞬間に大きなポップアップが全員に表示されるようなことは基本的にありません。参加者一覧には「〇〇さんが退出しました」といった表示が出ることがありますが、画面いっぱいに派手な通知が出るイメージではないです。ただし、Zoomのバージョンや設定によって細かな表示は変わる可能性があるため、「まったく何も表示されない」と断言はしない方が安全です。
一方で、ホスト側は「入退室音」と参加者一覧・レポートで退出を把握できます。入退室音が有効になっていれば、ホストや共同ホストの画面で「ピロン」という音が鳴り、誰かが入った・出たことが分かります。Zoomの設定画面には、参加者の入退室時に音を鳴らす機能があり、ホストがオン・オフを切り替えられるようになっています。
ホスト側が設定できることの一例
- 参加者が入室・退出したときにチャイム音を鳴らすかどうか
- 待機室に参加者が入ったときに音で通知するかどうか
- 誰が入退室したかを確認できる会議レポートの閲覧
また、会議後に参加レポートを確認すれば、「何時何分に誰が入室して、何時何分に退出したか」といったログが残っています。つまり、リアルタイムで派手にバレるわけではないものの、「出入りの記録は残る」という前提で考えておく方が現実的です。
チャイムの音が鳴るかどうかはホストの設定次第なので、「退出した瞬間に全員のスピーカーから音が鳴ってバレる」というよりは、「ホストが会議運営のために把握できるようになっている」と理解しておくといいかなと思います。だからこそ、「どうせバレないから」と挨拶なしで抜けるのではなく、一言だけでもチャットを残して退出するほうが、信頼の面でも安心です。
「バレないから何してもOK」は危険
参加者全員に大きく表示されないとしても、ホストや主催者側には入退室の情報が残ります。「どうせZoom退出はバレないから」と、挨拶もなく頻繁に抜けると、信頼を失うきっかけになりかねません。あくまで「ログは残る」という前提で、マナーを守ったうえで退出する意識を持っておくと良いですよ。
Zoom会議での休憩退出ルール

ここからは、少し視点を広げて、「会議全体として休憩や退出をどう扱うか」というルール作りの話に踏み込みます。あなたが参加者として振る舞いやすくなるのはもちろん、ホスト側としても「このルールでいきます」と決めておくことで、毎回のZoom運営がぐっと楽になります。
会社やチームごとに文化は違いますが、「休憩・途中退出について、最初に方針を決めて言語化しておく」だけで、場の空気はかなり変わります。逆に、何も決まっていないと、「この場で抜けていいのかな」「トイレに行きたいけど言い出しづらい」といったモヤモヤがたまりやすくなります。
Zoom退席マナーとホストの対応
Zoom会議の空気を決めるのは、かなりの部分がホストのスタンスです。最初の数分で「休憩・途中退室の扱い」を明言しておくだけで、参加者の安心感は本当に変わります。
ホストとして意識したいのは、「自由に抜けていいですよ」と言うかどうかよりも、「抜けるときのルールをシンプルにしておく」ことです。ルールが分かりやすければ、参加者も遠慮なく相談・離席しやすくなります。
冒頭で伝えておきたいひと言の例
また、誰かが途中退室したとしても、ホストがいちいち名前を呼んで問い詰めないことも大切です。「あれ、〇〇さんどこ行ったんだろう?」と場で口に出してしまうと、それだけで退出のハードルが一気に上がってしまいます。どうしても確認が必要な場合は、会議後に個別チャットやメールでサラッと聞く方がスマートです。
退出の自由度が高い場ほど、ホスト側は「議事録」「録画」「チャットの要約」など、離席した人でも後から内容をキャッチアップできる仕組みを用意しておくと親切です。逆に言うと、キャッチアップ手段があるからこそ、途中退出がしやすくなるとも言えます。
Zoom途中退室と別ミーティングの両立
リモートワークが増えると、「Zoom会議が少し押しているのに、このあとすぐ別のZoomがある」という状況も珍しくなくなってきました。とはいえ、いつもギリギリで抜けていると、どちらの会議でも中途半端な印象になりがちです。
理想を言えば、時間がかぶるような会議の入れ方を避けるのが一番です。ただ、どうしても調整しきれないときは、次のポイントを意識してみてください。
別ミーティングと両立させるときのコツ
- カレンダー上で「この会議は〇時までしか参加できない」と自分の中で上限時間を決めておく
- 会議の冒頭で「〇時から別の打ち合わせがあるため、少し早めに抜けます」と共有しておく
- 退室前に「ここまでの内容は理解しました。続きは議事録で確認させてください」と一言添える
- 重要な会議同士がかぶる場合は、どちらかに集中し、もう一方は議事録や録画をお願いする
- 日常的にかぶりが多いなら、上司やチームと「会議の優先度」ルールを相談しておく
| 現在の会議 | 次の会議 | おすすめ行動 |
|---|---|---|
| 社内の情報共有 | 社外との打ち合わせ | 社外を優先し、社内は議事録でキャッチアップ |
| 自分が発表者の会議 | 自分は聞き役の会議 | 発表者側を最後まで優先し、聞き役側は途中参加を相談 |
| どちらも重要な交渉 | どちらも重要な交渉 | 上司や関係者に早めに相談し、どちらかの日程変更を打診 |
途中退室が続くときは、「自分の時間の使い方そのものを見直すサイン」だと捉えるのも大事です。毎回のようにZoom途中退室が必要になっているなら、会議の参加条件やアジェンダの組み方、誰が出るべきかをチームで相談してみるのもおすすめです。「この会議には本当に全員必要?」という問いを投げかけてみるだけでも、状況は変わってきますよ。
Zoom再入室と待機室ルール
一度退出してから再びZoom会議に戻るときは、基本的に同じミーティングリンク・同じミーティングIDで再入室できます。ただし、ホスト側の設定によっては、少し挙動が変わることがあるので注意が必要です。
まず押さえておきたいのは、待機室(Waiting Room)の存在です。待機室が有効になっている会議では、参加者は一度待機室に入り、ホストに許可されてから本番の会議室に入ります。途中退出したあとも、再入室時には再び待機室に入るパターンが多いです。
再入室するときにチェックしたいポイント
待機室に入ったままなかなか入室許可が出ないときは、ホストが気づいていないケースもあります。その場合は、チャットや社内ツールで「待機室に待機しています」とひと言連絡しておくとスムーズです。特に大人数の会議では、ホストが参加者一覧をすべてチェックし切れていないことも多いので、遠慮せず知らせてOKです。
逆にあなたがホスト側なら、「一時退出した人が戻ってくる前提」で運営するイメージを持っておくと、再入室にも柔軟に対応しやすくなります。休憩時間が終わったタイミングで、「念のため待機室も確認しますね」と一声かけて参加者一覧を見る習慣をつけておくと安心です。
Zoom退出できない時のトラブル対処
たまに起こるのが、「Zoomがフリーズして退出ボタンが押せない」「通信が不安定で固まってしまい、何もできない」というパターンです。こうしたときも、焦らず順番に対処していけば大丈夫です。
まずは、「一時的な固まり」なのか「完全に固まっている」のかを見極めます。数十秒ほど待ってみると、案外すっと動き出すこともあります。それでも反応しない場合は、次のステップを順番に試していきます。
Zoom退出がうまくできないときの基本ステップ
強制終了や再起動の注意点
アプリや端末の強制終了は、保存していない作業データが失われるリスクがあります。実行する際は、あくまで一般的な目安として参考にしつつ、ご自身の環境に合わせて慎重に判断してください。端末やソフトウェアの操作方法については、メーカーや公式サポートの案内を確認するのが安全です。
また、どうしてもZoomの仕様や設定に原因がありそうな場合は、ミーティングのホストに状況を共有することも大事です。「退出できないので、そのまま接続が切れる可能性があります」とチャットで伝えておくだけでも、相手側の受け取り方はかなり変わります。「無言で落ちた」のか「事前に予告があった」のかで、印象がまったく違うからです。
ネットワーク環境に不安がある場合は、日頃からルーターの位置やWi-Fiの電波状況、モバイル回線の残量などもチェックしておくと、そもそもトラブルが起きにくくなります。これも、「完璧を目指す」というよりは、よくあるトラブルを前提に、ちょっとした備えをしておくくらいの感覚でOKです。
Zoom休憩と退出マナー総まとめ
ここまで、Zoomの休憩と退出マナーについて、参加者側・ホスト側の両方の視点から整理してきました。最後に、「Zoomの休憩と退出マナー」を考えるうえで押さえておきたいポイントを、もう一度だけまとめておきます。
この記事のポイントおさらい
Zoomの休憩や退出は、正直なところ「これが絶対の正解」というものはありません。ただ、相手の時間と場の進行を尊重しつつ、自分の体調や予定も大事にするという感覚さえ持っていれば、大きく間違うことはないはずです。あなたが少しでも「無理せず抜けていいところ」と「踏ん張ったほうがいいところ」を見分けられるようになれば、それだけでオンライン会議のストレスはかなり減りますよ。
最後にひとつだけ大事な前提として、Zoomの仕様やセキュリティ設定、入退室の挙動はアップデートやプランによって変わる可能性があります。正確な情報は公式サイトをご確認ください。また、勤務時間の管理や労働時間の扱いなど、就業規則や法律に関わる部分については、状況によって判断が変わることも多い領域です。最終的な判断は専門家にご相談ください。
あなたがこれからZoomの休憩や退出をするとき、「あ、この場面はこうすればよかったな」と少しでも迷いが減ってくれたら、とてもうれしいです。自分なりのZoom休憩と退出マナーをチームで共有しながら、オンライン会議のしんどさを一緒に減らしていきましょう。


